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活用事例

Web会議に照明は必要?期待される効果と照明手法、注意点をご紹介

2020/9/7

Web会議に照明は必要?期待される効果と照明手法、注意点をご紹介

リモートワーク、テレワークの爆発的な普及により、働き方や人との関わり方が対面式からオンライン式に移行しつつあります。

オンライン会議システムもかなり浸透していて、顔周りしか見えず相手から得られる情報が少ない中で、より良い印象を相手に与えることが課題になってきています。

そういった中で、印象アップのために照明の導入を検討されている方も少なくないでしょう。

ここでは照明によって何が変わるのか、照明を使う際の方法や注意点をご紹介します。

A.Web会議における照明の必要性と効果

対面式の会議でもWeb会議でも顔を見て話すという点では同じですが、画面越しに顔を見るというのは案外表情が読み取りにくいものです。

人は知らず知らずのうちに場の空気を読んでいます。そうすることで、会議の進行状況や方向性、発言するタイミングを見極めることができますが、Web会議では表情から受け取る印象が全てと言ってもいいほど、得られる情報が対面式ほど多くありません。

そのため、Web会議で少しでも印象アップすることは仕事を円滑に進めていくためにも大切なことです。

実際、Web会議で印象を良くするために気をつけいていることに対するアンケートの1位で「顔の映り方」という結果も出ています。

一番簡単にできる印象アップの方法は照明による映り方の調整です。照明が暗いと相手に与える印象も暗く、場合によっては自信がなさそうに見えますが、明るい照明での映像は爽やかで、快活な印象をアップさせることがあります。

B.効果的な照明方法とは?

では効果的な照明を行うために、どのようなことに気を付けるべきでしょうか。大きく分けて2点、ご紹介します。

 B-1.電球の色の使い分け

まずは電球の色の使い分けについて説明します。光の強さだけでなく、色も人の印象を大きく左右させるものです。

代表的な電球には蛍光灯、白熱球、LEDの3種類があります。

 

蛍光灯

蛍光灯は使われる照明の中で最も一般的です。すっきりとした白色で、活動的な印象を与えます。蛍光灯やLEDの強い白色は集中力を増すとも言われています。LEDよりも蛍光灯の方が安価で手に入れることができるので、取り入れやすさの点でも優れています。

 

白熱球

白熱球は優しい雰囲気のあるオレンジがかった白色の光を出します。リビングや寝室などのリラックスできる環境には適していますが、会議にはあまり向かないと言えるでしょう。

 

LED

LEDの色味は蛍光灯に似ています。蛍光灯より価格が高くなりますが、その分寿命の長さや消費電力の低さの点で優れているので、結果的にコスパは良くなる可能性が高いです。

 B-2.照明の当て方

次に、照明の当て方、ライティングについてです。

ライティングの基本は3点照明です。この基本を覚えておくことで、照明を置く位置を決めるのに役立ちます。

3点照明が良いとされる理由は、一つのことに良い印象を持つと他の事柄においても印象が良く見えるというハロー効果が期待できるという点です。3点照明にはキーライト、フィルライト、バックライトという3つのライトがあり、それぞれに役割があります。

 

キーライト

キーライトはメインライトとも呼ばれ、映る人のムードを作りだすものです。映る人から見て左斜め前45度の位置に置くのが基本です。この時に気をつけたいことは、キーライトは必ずカメラよりも高い位置に置くという点です。

 

フィルライト

フィルライトはキーライトの補助的な役割をするライトです。キーライトの反対側に置き、キーライトで写した不自然な部分を補います。光の強さを調整できるタイプのライトであれば、フィルライトはキーライトよりも暗くするのが良いでしょう。

 

バックライト

バックライトは文字通り映る人の後ろ側に置くライトです。キーライトの対角の位置に置きます。バックライトを置くことにより、輪郭を際立たせ、奥行き感を出すことができます。奥行きが出ると相手に与える情報も多くなり、よりスムーズに会議を進めることができるでしょう。

3点照明が難しい場合はバックライトを除いた2点照明だけでも十分効果があります。

C.やってはいけないライティング方法

上述のキーライト項目で気を付けたい点として「ライトをカメラより高い位置に置かなければならない」と説明しましたが、それには理由があります。

カメラより低い位置、または同じ高さに置くと印象アップどころか、逆に良くない印象さえ与えかねないからです。

ライトを下から照らすのは一番避けたい方法です。顔に影が多くできてしまい、悪いというよりも恐い印象になってしまいます。

また、ライトを正面に置くのは一見悪くない方法に思えるかもしれません。下から映すことに比べれば良いのですが、メガネをかけている人の場合ライトの光をメガネが反射してしまうことがあり、見た目がいまいちになってしまいます。

できる限りコストを減らしたい場合、窓際から太陽などの自然光を取り入れることができれば、その反対側に1点照明を用意するだけで2点照明の状態に近づけることができます。

プロ並みにとまではいかなくても工夫しながらライティングを取り入れていきましょう。

D.Web会議では照明もビジネスマナーとなる可能性も

これからはカメラマナーがビジネスマナーの一つになっていくのかもしれません。

会社内ならともかく、社外や取引先との会議であればなおさら印象を良くしていきたいと思うことでしょう。

対面式の会議において所作一つが相手へのイメージに影響を及ぼすのと同じように、Web会議においてはカメラや照明一つがイメージを変えるきっかけになるでしょう。

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